屋根裏部屋って憧れませんか?
子供の時に、隠れ家みたいに秘密の空間のような感じがして。
空間を有効活用でき、実用的でもあると考えますよね。
でも、我が家は屋根裏部屋(収納)を作りませんでした。
メリットより、デメリットの方が大きいと感じたからです。
その理由とは・・・
屋根裏部屋をメリットと感じた点
子供の頃の憧れ(秘密基地的な存在)
収納スペースになる
ハシゴを登ったら、普段人があまり出入りしない秘密の空間という感じがして、子供は絶対喜びますよね。
実際に僕が子供の頃、公園などの林に秘密基地を作って遊んでいましたが、家にそんな空間があったら良いなと思いました。
同じ収納スペースでも、年に1回程度しか使わないカブトやひな人形、スキー、スノボーセットを閉まっておくには便利です。
屋根裏部屋をデメリットと感じる点
建築費用が追加で100万円かかる
金銭的なことになってしまいますが、価格が100万円上乗せってインパクトがあります。
通常、6帖程度の屋根裏収納をつくる場合は30万円程度、屋根裏部屋では100万円前後かかると言われています。
大して広くもなく、住み心地も悪い部屋を作るのは考えてしまいませんか?
この100万円があったら広い部屋を作るなり、あると便利なオプションに使った方が現実的です。
夏は暑い、湿気が多い
暖かい空気は上に行く性質があるので、屋根裏部屋は暑くなりやすいです。
夏場はサウナのように暑くなり、エアコンや扇風機を回しても暑く感じられます(実際に友達の家で確認済み)。
冷房器具をガンガン使えば、光熱費を気にすることになります。
外気に触れる面積が多く、気密性や断熱性にも劣ってしまうので余計に光熱費がかかりますね。
また、夏場は特に湿気も多く、除湿剤などの対策が必要。
できるだけカビたら嫌なものは置かないことが大事です。
登り降り、荷下ろしが大変・危険
ハシゴを使うので、急な段差で行き来が大変。
荷物置き場として使う場合も運ぶだけで億劫です。
足の不自由な方や年配の方は、おそらく使わないですね。
我が家は子供がまだ小さいので、急勾配のハシゴから転落したら危険。
ハシゴのスペースを確保しなければいけない
ハシゴの下は、人が行き来するスペースを残しておかければいけないため、本来置けるスペースが少なくなります。
もし、収納スペースとして考えていたなら本末転倒です。
斜めハシゴが主流なので、意外とデッドスペースが出てきてしまうので、間取りをよく考えなければいけませんね。
大人には不便なことばかり
屋根裏部屋は屋根の真下に空間を作ることになるため、限られたスペースになることが多いです。
高さ140cm以下、下の階の床面積の1/2以下の場合、床面積に含めないというルールがありますが、その場合、大人はかがまないといけません。
急な階段を登り、立つこともままならないスペースで移動は大変。
降りる時も急な階段・・・
きっと、ほとんど使わなくなるw
もし十分な高さ、スペースがあるなら3階建ての部屋を検討した方がよっぽど効率が良いです。
もしくは、1階、2階を広くすることですね。
まとめ
どうしても屋根裏部屋がないと困る以外でしたら、僕は作る必要がないと思います。
予算に余裕があるなら屋根裏部屋を作っても良いかもしれませんが。
限られた予算の中で、あなたにとって何が必要で何が必要でないかを優先順位をつけることが大事。
本当に必要なのか?代替案でなんとかならないか?
上記のような代替案で解決できるなら、それも検討するべきだと思います。
無駄のない、賢い住宅選びをしていただけたら幸いです。