車の擦り傷にコンパウンドで修復失敗から学ぶ正しいDIY補修を実践!

愛車を傷つけてしまった!

そんな経験はありませんか?

ガッツリへこんだり、広範囲の傷なら業者頼みが完成度含め1番の最善策になりますが、浅いこすり傷であればDIYでなんとかなります

→完成度めちゃめちゃ高いです!(正しい方法で実践すれば・・・)

僕は板金屋でもなく、車業界に勤めているわけでもなく、全くの素人です。

正直に言うと失敗・・・

からの成功でした。

  • 浅い傷くらいは自分で直したい
  • 板金屋に依頼しようか迷っている

と思っている方は参考になると思います。

この記事はごく浅い傷に対して、コンパウンドのみで手軽に修復する方法を実体験を基にご紹介しております。

コンパウンドだけで傷を消せるのはクリア層のみ

車のボディーには4段階に分かれています。

クリア層→上塗り層→下地層→ボディー部分

コンパウンドだけで傷を消せるのは1番表面であるクリア層。

イメージで言うと爪が引っかからない程度のごく浅い傷(1mm以下)です。

傷の面積よりは深さが基準。

例を見てみると下記のように白い部分であれば結果的に傷がほぼ消えます。

正しいやり方をすればプロ並みの仕上がりになります。

ですが、間違った方法ですると余計に目立ちます。

それ僕のことです。

最終的には取り返しのつかないことにはならず、きれいに仕上がりました。

失敗した原因はコンパウンドの選び方

はじめはお手軽にできる傷消しとツヤ出し、さらにクロスまで付属しているセットを買いました。

早速キズ消しを使って表面を平らに磨きます。

すると磨いた後がハッキリわかります。

白い傷跡が消えて磨き後をツヤ出しでひたすら磨く!

磨く・磨く・・磨く・・・

?!

ここでヤバイな!と思いました。

ツヤ出しで磨けば磨くほど磨き跡が。

正直ここで後悔という感情が沸いてきました。

はじめから板金屋に高いお金を払ってきれいに直してもらえば良かったと・・・

とは思いません!

せっかくDIY補修すると決めていたから諦めません。

コンパウンドにも使い分けが大事

次に僕が使ったのは「ソフト99 車用 液体コンパウンドトライアルセット(ボディー・バンパー用)」。

特徴は3段階に分かれているタイプで傷の度合いで、きめ細やかな対応ができること。

リバース研磨の法則

今回の使った商品で言うと、3段階に分かれております。

  1. 傷消し用(3000)
  2. 仕上げ用(7500)
  3. 超鏡面用(9800)

数字が大きいほど、研磨に使う微粒子が小さく凹凸が少なくなります。

手順としては、Ⅰ~Ⅲで段階を踏むのが基本。

Ⅰ)③→②→①→②→③
Ⅱ)③→②→③
Ⅲ)③のみ

はじめは粒の細かいコンパウンドで傷が取れるか確認。

極論、③で傷が見えなくなってしまえば②も①も使わなくて結構です。

③だけで傷が取りきれなかった場合は②に進み、傷が取れれば③に戻る流れ。

頭に入れておいてほしいのは、あくまでコンパウンドは上塗りではなく、あくまで削るという行為なので限度があること。

超鏡面用(9800)を使います。

専用スポンジにつけゴシゴシ磨いてみます。

前回、磨き跡を広範囲に広げてしまったので、きめ細やかな仕上げ用から磨きます。

すると・・・

めちゃめちゃきれいに仕上がりました。

どこに傷があったかわからないし、磨き跡も消えてます。

今回仕上げ用のコンパウンドのみでこんなにきれいになるとは!

磨き跡を仕上げ用コンパウンドで磨いてほぼ元通りです。

超鏡面仕上げコンパウンド最高!

きれいな仕上がりを実現するための注意点

磨き方は直線方向で円を描くのはNG

縦と横で20〜30cm程度をコンパウンドで磨くイメージ。

円を描くように磨くと磨きムラが出てしまいます。

仮に傷が1cm程度の小さい傷だとしても周辺も磨くのが鉄則です。

これは境界線を作らないためです。

コンパウンドで磨くスポンジやクロスは都度替えること

超鏡面用(9800)で磨いたスポンジをそのまま仕上げ用(7500)に使い回しは絶対にやめてください。

付着しているコンパウンドが混ざってしまって、本来の仕上がりにならなくなってしまうからです。

今回使った商品には専用スポンジが入っていますが、1つで代用する場合は入念に洗って混ざらないようにしておく必要があります。

洗車は事前にして汚れは取っておこう

基本とはなりますが、きれいな状態で行うところから。

汚れが付いているとコンパウンドでこすった時に逆に傷つけたり、傷が取れているかわからなくなってしまうからです。

全体でなくても修復する周辺はせめて汚れは全て取り払っておく必要があります。

深い傷ならプロに任せた方が良い

コンパウンドだけで消せない傷の場合、表面を削ってカラースプレーをして・・・

となると手間もかかり、みっともない仕上がりになりかねませんのでプロに任せるのが懸命です。

10年前に深い傷をつけてしまった時に一式のセットを1万円ほどで治そうと試みました。

結果は素人では仕上がりが目立たなくなった程度でしかなりませんでした。

その程度でも良いなら構いませんが、綺麗な仕上がりを求めるなら間違いなくプロに頼むのがベスト。

素人では目立たなくなる程度で「ここ修復したな」とわかる程度になりますので。

超鏡面用(9800)は自宅の鏡にも効果あり

自動車用のコンパウンドではありますが、実は自宅の鏡にも効果があります。

実際に試してみました。

市販で売っている「うろこ取りスポンジ」を鏡に磨いて逆に傷をつけてしまった経緯がありました。

わかりづらいですが、鏡の下部分。

正直鏡ごと替えるか放置するか迷っていたのですが、「超鏡面用」ということで磨いてました。

すると・・・

輝かしい鏡の光沢が戻り、傷が一切見えなくなるほどの仕上がり。

恐るべし「超鏡面用(9800)」!

まとめ

1mm以下の浅い傷なら素人でもコンパウンドだけでOK。

それ以上の傷なら自分で試してみても良いですが、目立たなくなる程度で修復した箇所はどうしてもわかってしまいます。

なので、事態が悪化する前にプロに任せるのが懸命です。

あくまでごく浅い傷のみ直す方法です。

ご参考にしてみてください。

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