この記事では住宅ローン控除を受けるため、確定申告において必要な添付書類「登記事項証明書」をオンラインで取得するための手順を解説します。
専用サイトでは、聞きなれない文字や項目がたくさんあり、はじめて利用する方には難しいところがあるかと思います。
オンライン申請から登記事項証明書の入手まで写真付きで解説。
はじめての方でも簡単に取得できるはずです。
確定申告の場合は電子証明書、専用ソフトである「申請用総合ソフト」のダウンロードは必要ありません。
かんたん証明書請求(登記事項証明書取得時)は、電子署名も添付ファイルも不要。
※会社・法人の印鑑証明書の請求は必要
「登記・供託オンライン申請システム」を利用することにより、登記事項証明書を登記所等の窓口に出向くことなく取得できますので、土日休みの方でも大丈夫です。
それでは早速解説していきます。
登記・供託オンライン申請システムの概要
利用時間:平日午前8時30分~午後9時
取得にかかる手数料
申請場所 | 書類受け取り場所 | 手数料 |
登記所や法務局出張所 | 登記所や法務局出張所の窓口 | 600円 |
自宅等(オンライン申請) | 郵送で受け取る | 500円 |
最寄りの登記所等で受け取る | 480円 |
オンライン申請システムの登録
まず、「登記・供託オンライン申請システム」にアクセスします。
はじめてご利用する方は申請者情報登録が必要になります。既にお済みの方は「かんたん証明書請求」から進めてください。
申請者情報登録
はじめて利用する方は「申請者情報登録」をクリック。
利用規約を読み、下までスクロールし「同意」をクリック。
Step1 申請者情報新規入力
※1年間ログインしていなかった方も入力が必要
入力項目は下記になります。
入力項目
- 申請者ID
- パスワード
- 氏名
- 氏名(フリガナ)
- 郵便番号
- 住所
- 連絡先・電話番号
- メールアドレス
- パスワードを忘れた場合に使われるキーワード(質問)
- パスワードを忘れた場合に使われるキーワード(答え)
パスワードは半角英字、半角数字、記号の混在必須で8文字以上20文字。
全て入力したら、「確認(次へ)」をクリック。
Step2 申請者情報入力内容確認
入力内容に間違いがなければ「仮登録(次へ)」をクリック。
Step3 申請者情報仮登録完了
「発行(次へ)」をクリックすると、登録したメールアドレス宛てに「認証情報」が送られます。
Step4 認証情報入力
メールを開き、認証情報をコピー、認証情報入力画面でペースト。
「登録(次へ)」をクリック。
Step5 申請者情報登録完了
オンライン申請システムへログイン
かんたん証明書請求
クッキー(Cookie)情報残っていると思いますが、申請者ID、パスワードを入力し、ログイン。
証明書請求メニューの画面になり、「登記事項証明書(土地・建物)」をクリック。
Step1 請求書作成
Step1-1 不動産指定方法の選択
「オンライン物件検索を使う」をクリック。「物件情報を直接入力する」でも同じ結果ですが、
入力完了後、「選択された物件」に表示されていれば「確定」をクリック。
Step1-2 請求情報の入力
自動入力されていますが、「通数」のみ直接入力し、「次へ」をクリック。
Step1-3 交付情報の入力
自動入力されている情報に目を通し、間違いがなければ下へスクロールし、「次へ」をクリック。
書留,簡易書留又は速達を選択した場合は手数料金額に加算
Step1-4 入力内容の確認
入力に間違いなければ「確定」をクリック。
Step2 納付情報入力
Step3 送信確認
「送信実行」をクリック。
Step4 送信完了
下へスクロールすると処理状況を確認できます。
間に合わなかった場合は、翌営業日8時30分以降にご利用ください。
処理状況照会
Step1 処理状況照会
17時15分までに前の工程が完了していれば、当日中に「納付」ができます。
Step2 照会内容表示(電子納付情報表示)
「電子納付」をクリック。画面が遷移せずに上の画面に移動される場合はボップアップ機能を許可する必要があります。
「ボップアップブロック機能の設定」で許可してください。
納付状況が「納付済み」となっていれば完了です。
この後は、郵送か窓口受取で変わります。
何もせずに数日程度待つと請求した登記所から「登記事項証明書」が届きます。
僕の場合は速達にせずに普通郵便にしても、納付が完了してから2日で届きました。
「照会内容確認(電子納付情報表示)」画面(20 ページ)を印刷。
あらかじめ設けてある記載欄に証明書の受取人の氏名・住所及び請求に係る通数を記載した書面を請求先登記所の窓口に提出
以上で「登記事項証明書」のオンライン申請から原本の取得までを解説しました。
確定申告で必要な書類なので、早めに取得するようにしてください。