夢の「マイホームを買いたい!」でも「転職もしたい!」と同時に考えている方向けの記事です。
マイホームをこれから購入するのに転職をするの?と思うかもしれませんが、僕が住宅営業マン時代によく相談を受けました。
結婚や子供の誕生をきっかけに快適な生活が欲しいけど、仕事が忙しいなどライフスタイル自体変えたいという要望が多いです。
ですが、転職は銀行側から見たら基本マイナス要素。
転職のタイミングと条件によっては、マイナス要素にならない場合もあります。
転職のタイミングは金消まで待って!
転職のタイミングを間違えると、しばらく、マイホームを購入できなくなる可能性があります。
その1つの基準が、
「金銭消費貸借契約」
略すと、「金消」。
ローンを組んだことがある人でないと聞きなれないですよね。
住宅購入者(あなた)が金融機関(銀行)側と内容通りに貸し借りを行いますよ!
という書面を交わすものです。
一般的に金融機関に出向き、ローンの内容説明を受け、書面に署名・捺印をする作業です。
住宅ローンの流れは簡単に説明すると、
↓
住宅ローンの本審査
↓
金消(金銭消費貸借契約)
↓
家の引渡し&融資実行
転職しても影響が出てこないタイミングは、金消が終わった後!
住宅ローンの事前審査は言うまでもなく、本審査が終わった後でも、正式に書面を取り交わしていないため、変更の可能性があります。
なぜ転職は審査に不利なのか
勤続年数が安定的に支払ってもらえる指標になるからです。
主な審査項目は7つ
- 勤務先
- 勤続年数
- 年収
- 過去の借入状況
- 完済時の年齢
- 借入者の健康状態
- 物件の担保価値
転職は、2つ目の勤続年数がリセットされるからです。
いつ辞めて収入が途絶えるかわからない人に、貸し倒れのリスクがあるので貸さないですよね。
もっと言うと「貸したお金を利息も含めて返してもらえるか」を審査するわけです。
マイナスにならない転職もある
キャリアアップのための転職と銀行側が認識してくれれば、勤続が1年未満であっても審査に通るケースがあります。
同じ業種であるのも同様で、収入増も支払い能力が増すのでプラスです。
その他、審査を通りやすくするためには、
- 頭金(自己資金)を増やす(親からの援助など)
- 物件価格を抑える(安い物件選択の他に値引き交渉も含めて)
は通りやすくなるポイントです。
審査が通らなかったという場合は、下記を試してみると通るケースも少なくありません。
- 審査する銀行を変えて再審査
- 審査をする時期をずらしてみる
絶対にやってほしくないのが、手当たり次第複数の銀行へ審査をすること。
金融機関は共通の情報を持っているので、どこで審査をしているかも確認することができますので。
期間をずらすというのは、例えば勤続年数11ヶ月と1年では評価に違いが出てきます。
見栄えだけではなく、スコアリングという統計を取るときに差が出てきます。
まとめ
安全にいきたいなら、金消が終わるまでは転職は控えるべき。
住宅購入をしたいけど、転職をお考えならタイミングは重要です。
一歩間違えれば3年間はマイホームを我慢、下手したら収入が減るなどの理由で購入できなくなることもありますので。
もちろん、マイホームに住んでからの転職は、審査が終わっているので銀行側としては問題ありません。
やむを得ない事情でない限り、一度転職時期を検討し、後悔のないエンジョイライフを送ってください。
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