子育て世代に人気のスライドドア。
日本車のドアは、主にスライドドアと一般的な普通のドア(スイングドア、ヒンジ式ドアとも言います)の2種類です。
この記事では、最近多くなってきたスライドドア車のメリット、デメリットについて書きたいと思います。
これから車を購入しようと思っている人、車を買い替えようとしている人の参考になれば幸いです。
スライドドアと一般的なドアの違い
スライドドア ⇒ 車体に対して平行に開閉するタイプ
3列シートのミニバンやトールワゴンに採用されていることが多いです。
運転席、助手席はスライドドアにはなりません。
一方で、
一般的なドア ⇒ 車体に対して垂直方向に開閉タイプ
スライドドアのメリット
隣の車にぶつける心配がない
ドアの開き方が平行なので狭い駐車場でも少ないスペースで開閉可能です。
人間の幅以上には開かないので安心。
僕が子どもの頃、風が強い日に風圧で普通のドアが勢いよく全開になったときがありましたが、スライドドアであればその心配がなくなります。
そのときは結局、示談で成立しましたが、ぶつけてしまった修理費用を親が支払ったそうです・・・
小さいお子さんがいる場合はおすすめです。
便利で楽(電動)
電動スライドドアであればワンタッチで開閉可能なので、普通のドアほど力も必要ないです。
両側電動に越したことはないですが、両側をあまり使わない人は片側電動でも問題ありません。
ドアの開口部も大きいので横からも荷物を入れやすいです。
最近はスマートキーが標準で付属しているので、少し離れたところから開閉ができるのは便利すぎます。
乗り降りがしやすい
ドアの開け閉めが楽で一般的に車高が高い車が多いので立ち上がらず、降りるというイメージで腰の負担も軽減されます。
寝ているお子さんを抱っこしながらも乗り降りしやすいですね。
開口部も広いので乗りやすいです。
スライドドアのデメリット
修理費が高くなりがち
普通のドアに比べて複雑な作りになっているため、故障したときは高くつきます。
電動スライドドアだとなおさらです。
故障したとしても、パワースライドドアをOFFにして手動にすることもできますが、重くて結局修理したくなってしまうんですよ。
燃費が悪くなる
スライド式は大きい面積のドアを必要とするため、重量もそれなりになり、結果燃費の悪さにつながります。
便利さゆえのデメリットですので、燃費を気にする人はマイナスポイントであるかもしれません。
開け閉めが遅い(電動)
急いでいるときや雨の日など早く開け閉めしたいときは、じれったいと思うことがあるかもしれません。
まぁ、速すぎてもビックリしますよねw
電動スライドドアは手を挟むと危険なので、安全性を考慮してあえてゆっくりにしているみたいです。
価格が高め
普通のドアに比べて構造上、車両価格が高めになります。
ファミリーカーはスライドドアが多いので、価格も新車ですとそれなりにします。
ミニバンですと新車車両価格250万円~が大半となっており、軽自動車でもスライドドア車で150万円以上するものもあるので高いですね。
子供がいるならスライドドアに軍配が上がる
安全面、快適性を含めてスライドドアの方が子育て世代には向いていると感じます。
ただ、価格面と乗りたい車種がないと普通のドアの車も選択肢に入りそうです。
実際に我が家は、普通のドア車からスライドドア車に乗り換えましたが、便利さに手放せません。
子供が大きくなるまでは、スライドドア車の中で乗り換えていこうと思います。
高い買い物なので、それぞれの特徴を把握した上で納得のいく車選びをしてください。