前回は「JR常磐線の通勤定期券」について比較しました。
今回は学生向けの通学定期券について比較していきたいと思います。
切符、もしくはICカードで足りなくなってはチャージのパターンと定期券を購入するパターンの二極化。
結局買った方が良いのか、買わない方が良いのか条件に応じて検証していきたいと思います。
JR常磐線にはひたち、ときわ(特急電車)が走っているため1時間圏内での比較。
茨城県でも都心に十分通勤距離圏内である「取手駅」、千葉県では人気駅である「松戸駅」から「上野駅」区間とします。
個人的には以前住んだこともある柏駅にしようかと思いましたが、取手駅から比較的近いのでやめました。
JR常磐線とは
上野駅から仙台駅まで非常に長い路線で東京都、千葉県、茨城県、福島県、宮城県を通ります。
各停電車は東京メトロ千代田線へ直通、2015年に上野東京ラインの開業とともに快速が品川駅まで直通でアクセスできるようになりました。
取手駅~上野間比較
通学定期券なし
ICカード → 片道637円
切符 → 片道640円
往復時 → 637円×2回=1,274円(1日分)
※利用する人が多いICカードにて算出
通学定期券あり(中学生)
1ヶ月 → 6,330円
6,330÷1,274=約4.97回
3ヶ月 → 18,050円(1ヶ月あたり約6,017円)
6,017÷1,274=約4.72回
6ヶ月 → 34,200円(1ヶ月あたり約5,700円)
5,700÷1,274=約4.47回
通学定期券あり(高校生)
1ヶ月 → 8,140円
8,140÷1,274=約6.39回
3ヶ月 → 23,210円(1ヶ月あたり約7,737円)
7,737÷1,274=約6.07回
6ヶ月 → 43,970円(1ヶ月あたり約7,328円)
7,328÷1,274=約5.75回
通学定期券あり(大学生)
1ヶ月 → 9,050円
9,050÷1,274=約7.10回
3ヶ月 → 25,790円(1ヶ月あたり約8,597円)
8,597÷1,274=約6.75回
6ヶ月 → 48,860円(1ヶ月あたり約8,143円)
8,143÷1,274=約6.39回
松戸駅~上野間比較
通学定期券なし
ICカード → 片道302円
切符 → 片道310円
往復時 → 302円×2回=604円(1日分)
※利用する人が多いICカードにて算出
通学定期券あり(中学生)
1ヶ月4,930円
4,930÷604=約8.16回
3ヶ月 14,040円(1ヶ月あたり4,680円)
4,680÷604=約7.75回
6ヶ月 26,630円(1ヶ月あたり4,438円)
4,438÷604=約7.35回
通学定期券あり(高校生)
1ヶ月6,340円
6,340÷604=約10.50回
3ヶ月 18,060円(1ヶ月あたり6,020円)
6,020÷604=約9.97回
6ヶ月 34,240円(1ヶ月あたり5,707円)
5,707÷604=約9.45回
通学定期券あり(大学生)
1ヶ月7,050円
7,050÷604=約11.67回
3ヶ月 20,070円(1ヶ月あたり6,690円)
6,690÷604=約11.08回
6ヶ月 38,050円(1ヶ月あたり6,342円)
6,342÷604=約10.50回
結果
通学定期券区間によって割引率が違うことがわかりました。
取手駅~上野駅区間においては中学生は4回から5回、高校生は5回から7回、大学生では6回から8回が分岐点となっています。
松戸駅~上野間区間においては中学生は7回から9回、高校生は9回から11回、大学生では10回から12回が分岐点となっています。
基本的には学校に週4、週5で通う人が多いと思うので、休日遊びに行ったり、買い物に行くこともできると考えると購入した方が圧倒的にお得だと言えます。
まとめ買いは一部例外を除いて割引率が上がるので、特に理由がなければ6ヶ月定期を購入して休日も利用できるので、コスパが良い生活ができますね。
尚、定期券購入場所は三河島・南千住・綾瀬・北松戸・馬橋・北小金・北柏・天王台・高浜・羽鳥・内原・偕楽園を除く全駅のみどりの窓口です。
各駅の自動定期券発売機・定期券うりばでも購入できます。
ご参考にしていただけたら幸いです。