個人間カーシェアの魅力は「わ」ナンバーではないこと、高級車や珍しい車を借りれることではないでしょうか?
代表的な個人間のカーシェアリングは、DeNA(ディー・エヌ・エー)が運営しているエニカ(Anyca)。
そして、NTTドコモが運営しているdカーシェア(マイカーシェア)は聞いたことがある人も多いはず。
どちらも大手企業であるため、安心して利用できるところも多いですが、その両者の違いは何なのか気になりますよね。
今回は両社利用経験のある僕が比較して感じたことをお伝えします。
エニカとdカーシェアの違い
3日目以降の料金設定
エニカ:24時間(1日単位)
例)24時間7000円、2日目2000円割引の場合
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
エニカ | 7,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 27,000 |
dカーシェア | 7,000 | 5,000 | 7,000 | 5,000 | 7,000 | 31,000 |
※1日保険は別途かかります
エニカは2日目以降一律割引なのに対し、dカーシェアは奇数日は割引設定料金ではありません。
ドライバーにとってはエニカで借りた方が得ということがわかりますね。
平日と土日の区別
エニカでは土日を基準にして、平日料金は土日料金から何円割引をするか設定ができます。
dカーシェア(マイカーシェア)では土日も平日も関係なく、一律料金です。
対面したときの本人確認手続き
エニカではお互いの免許証を交換し、本人確認として写真を撮ります。
dカーシェア(マイカーシェア)では、特に見せ合っただけでアプリ上の手続きは特にありませんでした。
傷の確認はどちらも申請、登録機能がありますが、特に何もしなくても妨げになることなく、時間が経つと自動的に承認したことになります。
エニカとdカーシェアの共通していること
手数料が同じ10%
オーナー側でのお話ですが、自分で設定した価格設定から利用分の10%が手数料として引かれ、残りの90%がオーナーの手取りになります。
プラットフォーム手数料として運営上仕方のないことなので、適正な価格設定、手数料を引かれた手取り金額はどれくらいになるのか試算しておくと良いです。
利用にはスマホのアプリが必要
車を予約して借りるには、パソコンではできません。
どちらもアプリをダウンロードする形になるのですが、スマホで登録自体は簡単。
おそらく時間の待ち合わせなど、気軽にやりとりできるようにするためスマホなのだと思います。
パソコンを持ち歩いて、いちいちメールのチェックなんてしないですからね。
dカーシェアで出来ること
レンタカー
トヨタレンタカー、日産レンタカー、オリックスレンタカーなどが同アプリで予約ができます。
わざわざトヨタレンタカーを探して・・・
日産レンタカーを探して・・・
なんて手間をかける必要がなく、dカーシェアだけでレンタカーの手配が可能です。
最低6時間以上の価格設定となっているため、連泊など長時間借りるときに役に立ちます。
カーシェア
15分230円〜の価格設定(消費税10%後)でお買い物、少しぷらっとお出かけというような短時間での利用はコストパフォーマンスに優れています。
基本無人で人とのやりとりが発生しないので、人と関わりたくないという人もおすすめです。
気軽に利用できますが、プランによっては月額基本料金がかかるので事前に確認しておくと良いです。
マイカーシェア
今回、エニカと比較材料である個人間同士が貸し借りをするカーシェアリングです。
12時間〜の価格設定で長時間借りたい、レンタカーを意味している「わ」ナンバーは避けたい人向け。
連絡などのやりとりは全てアプリ内でするので安心です。
エニカと比較したdカーシェアのデメリット
ガソリン清算機能がない
ドライバーが返却時にガソリンを入れ忘れ、時間がなかったときにオーナーが使う機能なのですが、dカーシェアにはありません。
エニカにはその機能が備わっており、返却後にガソリン清算機能を使って請求することができます。
ドライバーとしても「必ずガソリン給油」ではなく、距離計算などの選択肢が増えれば、うっかり忘れた!となっても臨機応変に対応できたりします。
1日の距離制限を設けていて、超過したときにも役に立ちます。
プロフィール入力に制限が多い
特殊文字が使えない
例えば、下記のような特殊文字は使えません。
¥、$、①など
写真は10枚まで
エニカでは30枚くらい載せても問題なく、並べ替えも自由にできます。
しかし、dカーシェアでは10枚までで、写真を厳選したあげく、並び替えできませんでした。
アプリが重い
エニカのアプリがサクサク動きすぎているせいか、dカーシェアのアプリは重い、落ちる、フリーズ(固まる)などの現象が多々見受けられます。
車を検索中にフリーズし、5分以上待ってもページが反映されなかったり、せっかくプロフィールを入力した項目がリセットされることもありました。
こまめに保存をしておくことをオススメします。
大手企業であるNTTドコモが運営しているので、今後に期待したいと思います。
10万Km以上の車種は登録できない
新車は貸したくないと思う人がいると思いますが、古かったり、車を買い替えようと考えている場合は「登録してみようかな?」という気持ちになりますよね。
でも、10万kmを超えている車は登録できません。
どうしてもマイカーを活用したいということであれば、このケースでは自然とエニカになります。
利用者が少ない
現時点でのお話で今後は登録者数が劇的に増えるのを期待しているのですが、エニカと比較してしまうと同じ条件で設定しても圧倒的に少ないです。
エニカには閲覧者数(足あと?)が記載されていますが、dカーシェアでは何人閲覧しているかもわかりません。
迷ったらどっちも登録しておくべき
どちらも初期費用も月額費用も無料なので、登録しておいて損はありません。
個人間のカーシェアは「所有から共有」の時代に変化している中で、今後より身近な存在になると期待したいですね。
新規で登録される方
オーナー:1ヵ月間手数料(10%)が無料
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