- 注文住宅と建売住宅って何が違うの?
- メリットデメリットを知りたい!
- 漠然と戸建てが良いと思っている
- 自分にはどっちが向いているの?
そんな方向けに書いた記事です。
元住宅営業マンであり、マンションと一戸建ての購入歴がある僕の視点でお伝えできればと思います。
注文住宅とは?
未完成物件が前提ですが、一から間取りを設計し様々な工程で関わることになります。
家が完成するまでに何度も打ち合わせを行い、半年~1年ほどかけて家を建てます。
先に土地を購入するケースが一般的で、ローンを組む場合はつなぎローン(つなぎ融資)というパターンが多いです。
つなぎローンとは
建物が完成するまでの間に土地の支払いに対して一時的なローンを組むこと
つなぎローンの金利は通常より割高になっており、2%後半から4%です。
土地によっては「建築条件付き土地」物件があるかと思います。
建築条件付き土地
注文住宅は土地から購入することになりますが、上物(建物)を土地と同じ会社、もしくは指定する会社で建ててくださいという条件をつけることを建築条件付き土地と言います。
建築条件付き土地は上物でも利益を出せるため相場より安かったりしますが、建築会社が決まっており、どうしてもその土地が良いという場合は数百万円上乗せして土地を購入できるケースもあります。
注文住宅のメリット
自由な設計、間取りが可能
注文住宅の醍醐味でもあります。
マンションにも建売住宅にもない最大のメリットで、建築基準法の範囲内であれば完全に自由な設計が可能です。
注文住宅と建売住宅の間の位置づけでもある「セミオーダー住宅」や「規格型住宅」もあります。
ある程度の規格や仕様が決まっており、その中から選択して新築するスタイルです。
オリジナリティは出したいけど何度も打ち合わせをするのが面倒くさいという人、優柔不断で間取り、材質、色・・・など一つ一つ決めきれないという人は検討する価値ありです。
建築工程が見れて安心
設計から建物完成まで全工程を見ることができ、どんな部材を使っているかも把握できます。
建売住宅でも工程を全く見れないわけではありませんが、基本的に既に完成している住宅、もしくは完成間近の物件であるため、目に見えない部材は確認することができません。
アフターサービス、保証
新築住宅には法律で「品確法」という10年保証が義務付けられているので安心です。
注文住宅は設計の段階から打ち合わせを通して顔の見える付き合いをしているので、引渡し後に何かあってもすぐに相談することができます。
建売住宅は全くないわけではありませんが、手続きが終わり引渡し後は顔を合わせることはあまりありません。
建売住宅とは?
完成済み一戸建ては全て建売住宅です。
あらかじめ不動産会社が土地を購入し、土地と建物をセットで販売する住宅を言います。
イメージは複数件の住宅が並んでいるのを見かけると思いますが、それが建売である可能性が高いです。
建築部材を規格化し、コストを抑えることで、私たち購入するときも注文住宅に比べて割安に設定。
建売住宅のメリット
全体的に安い
建売住宅でも高品質を売りにしている物件もありますが、建築資材を大量発注してコストカットをしているため、住宅価格はリーズナブルになります。
通常の会社は利益を求め、いかに仕入れコストを抑えて高く販売できるか考えるので、安価な部材を使われているケースが多いです。
早く住める
建物が完成していれば手続きの期間を考慮して1ヶ月~2ヶ月程度で住むことができます。
注文住宅は土地から探して建物は別になりますので、打ち合わせなどの時間を考えても半年以上、遅いところだと1年以上かかることもあります。
土地と建物を同一ローンで組める
土地と建物のセット販売なるので、土地を契約、建物はこっちで契約・・・と煩わしさがありません。
住宅ローンの手続きは何千万円の高額商品なので、書かなければいけない書類の量、揃えなければいけない書類の量がたくさんあり、正直面倒くさいです。
その手続きの負担とともに余計な手続き代金などを支払わないで済みます。
まとめ
住宅購入は一生の内に何度もあるわけではないので慎重に選ぶ必要があります。
手をかけてでもこだわった造りを求める人は注文住宅。
現実主義で余計な手間や時間、費用をかけたくない人は建売住宅が向いているかもしれません。
皆様の住宅購入の参考になれば幸いです。
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