マイホームの貯金はいくら残すのが目安?貯蓄のコツを経験者が解説!

マイホームが欲しい!」と考えた時に真っ先に思い浮かぶのがお金の話。

前々から計画していた人なら十分な蓄えがあるかもしれませんが、普通ならいくら頭金を出せば良いのかわかりませんよね。

マイホーム購入となると、20代後半から40代くらいの世代が必然的に多くなると思いますが、お金がかさむ時期。

住宅費用以外にも、

  • 子育て
  • 子供の教育資金
  • マイカー
  • 老後の貯蓄

色々考える必要がありますね。

そこで今回は、頭金をいくら出し、貯金をいくら残したほうが良いのか目安を元住宅営業マンでもあり、2度の住宅購入経験のある僕がお伝えしたいと思います。

貯金を残す目安は3~6ヶ月分の生活費

目安は6ヶ月最低で3ヶ月は必要です。

もし交通事故に遭ったり、何らかの事情で働けなくなった場合、2~3ヶ月はあっという間に過ぎます。

仕事が嫌になって辞めることがあって、無職の期間が数ヶ月続く可能性だってありますよね。

仮に、月の生活費が20万円で生活していた場合は、

20万円×6ヶ月=120万円
20万円×3ヶ月=60万円

最低60万円、目安120万円ほどが貯金を残しておいた方がいい金額です。

ここで2つ注意が必要。

1つは今まで払っていた家賃と、これから支払う住宅ローンの返済額との差も考慮しなければいけません。

家賃<住宅ローン
   or
家賃>住宅ローン

2つ目が、家を買うことによって払う必要がなくなった、もしくは支払うことになったお金も考慮が必要です。

例えば、

  • ネット代(マンションに多い)
  • 保険の見直しで解約(団体信用生命保険の加入)
  • 持ち家には固定資産税
  • 賃貸には更新料
  • 格安SIMに切り替え

意外とマイホーム購入をきっかけにお金に対して見直すきっかけにもなります。

したがって、家賃と住宅ローンの支払いの差分、その他変わる支払いも考慮が必要。

頭金より購入後の貯蓄の方が優先度が高い

頭金は多い方が良いのは決まってます。

それだけ月々の支払い額、支払い総額が少なくなるから。

でも、頭金を出しすぎて生活費がなくなって支払えなくなる、延滞してしまうのは本末転倒です。

最低限の生活費は残しておかないと、後で痛い目にあいます。

住宅ローンの延滞は、非常に重いペナルティがあるのを聞いたことがありますか?

クレジットカードの延滞なら「個人信用情報」にすぐ載りませんが、住宅ローンは一発アウトです!

クレジットカードの場合、金融機関の延滞情報には載ります

実際に僕が不注意で、クレジットカードの引き落としに残高不足で引き落とせなかったことがあります。

その時に金融機関に謝りをいれ、すぐ入金したら「個人信用情報には載らない」と言われました。

個人信用情報は金融機関が開示できます。

傷がつくとクレジットカードが作れなくなったり、マイカーローンが組めなくなることがあるので気をつけたいところです。

クレジットカードやお金を借りる時によく見る「同意書」に「個人信用情報を取得しますよ〜」という、あれです。

無理して頭金を出さずに、後から繰り上げ返済をする方が賢いことも。

先のことを考えるのは大事ですが、目先のことを最低限考えた上での判断の方が大事です。

マイホームの頭金には諸経費も必要

不動産の広告チラシで「頭金0円」と見かけますが、諸費用は別途かかるケースが多いです。

諸費用とは、

  • 各種税金
  • 登記費用
  • 固定資産税
  • 火災保険料
  • 保証料(住宅ローン)
  • 引越し費用
  • 家具家電

目安は、

新築、物件価格の3〜7%
中古、物件価格の6〜10%

と言われています。

新築と中古の大きな違いは、「仲介手数料」。

金額にすると、「○○万円×3%+6万円」なので、3000万円の物件の場合は96万円。

100万円近い金額の差が出てきます。

注文住宅の場合は例外で、土地を購入してから家を建てるまでの期間が半年以上かかることが多いので、同じようにはいきません。

着工金や中間金、外構費用が別途かかるからです。

想定物件価格の10%は見ておいた方が良いですが、事前に委託しようとしている不動産会社に事前に確認しておくのが失敗しないポイントです。

マイホームは早いうちから計画的に貯蓄しておくのが成功の秘訣

何も考えずに貯金できる人ならいいですが、

今貯蓄がいくらで1年後にはこれくらい貯まっている

と把握している人の方が少ないはず。

目安額に達していなかったら、貯金を増やすか諸経費、頭金がかからない物件を探すかのどっちかです。

賢く貯金を増やすには、

  1. 家計簿をつけ収支確認
  2. 計画的にいくら貯めるか(いくら必要か)目標を立てる
  3. 固定費の見直し(不要な保険や格安SIMに切り替えるなど)

3ステップをすると良いです。

もし可能なら、親からの援助も視野に入れると物件の幅も広がるかもしれませんよ。

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