土地が高くて買えないと思っているあなた!安く買う方法をプロが解説!

土地が高くて注文住宅なんて建てられないと思っていませんか?

都心に行くほど土地が高く、建築費用より土地が高いなんてことはよくある話

今回は相場より安く買える方法を元住宅営業マンであり、購入経験者でもある僕がご紹介したいと思います。

リスクを知った上で検討すると、良い土地探しができますので、興味ある方は読み進めてください。

安く買う方法①旗竿地

 

手作り感満載ですが、どうぞお許しください(泣)

旗竿地(はたざおち)は竿のついた旗のような形をした土地です。

道路に面している土地の間口が狭いので車が出し入れしづらい防犯上狙われやすいというデメリットはあります。

建築基準法で2m以上道路に接する必要があり、2m〜4mの間口が一般的ですが、使い勝手という意味では広いほど使いやすく、整形地の7〜8割くらいで買えることが多いです。

安く買う方法②変形地

うなぎの寝床のような縦に細長い地形だったり、いびつな形だと土地の評価が低くなり、整形地より安く購入できます

整形地とは正方形に近い四角いとちのことを言います。

土地は間口(道路との設置幅)が広く、正方形に近いほど自由な設計がしやすく、価値が高いと言われているからです。

自分たちのライフスタイルを考えて、広さや間取りが問題なければお得な土地になります。

安く買う方法③建築条件付き土地

普通の土地は売主から購入し、建物は自由に選べます。

それに対し、建築条件付き土地は、土地の売主が指定する建築業者で建てなければいけない制約があります。

見かけ上は相場より安く設定されており、お得に買えることがあります。

こだわりが多く、あれもこれもとオプションをつけると、逆に高くつくこともあるので注意が必要です。

安く買う方法④市の保留地

相場より安く買えることが多く、土地区画整理組合から直接購入のため、仲介手数料がかからないメリットがあります。

保留地は購入時点で、所有権も抵当権も登記できないという理由で、住宅ローンを組むことが原則できません

土地価格整理組合が金融機関と提携している場合は住宅ローンを組むことができますが、組めないケースもあることは覚えておいてください。

保留地購入の際はあらかじめ住宅ローンが組めるか確認しておくと良いです。

安く買う方法⑤借地権

借地権は文字の通り、購入ではなく、借りる土地の利用方法です。

土地は地主から借り、その上に建物を建てる形態です。

土地には所有権がないので、土地代、固定資産税はかかりませんが、使用料として地代を支払う必要があります。

地価が高いエリアでは、初期費用を大幅に減らすことができるので、予算が合わない場合は丸々土地代が浮くので、選択肢に入れてみるのもありです。

安く買う方法⑥駅から遠い物件も視野に入れる

駅から遠い物件ほど、価格が安くなるのが普通です。

賃貸でも購入でも常識で、当たり前のようなことを言っていますが、住みたいエリアで考えているなら選択肢に入れるべき。

また、駅から遠いと選択肢も多くなるので、視野に入れると良い物件に出会える確立は高くなります。

かと言って電車通勤なら、駅から20分など歩くのが苦痛になりそうな物件は考えもの。

安く買う方法⑦値引きを試みる

価格が非常に大きいので、値引きによる効果が大きいです。

超極端な話ですが、うまい棒10円を値切ってもほとんど意味がありません。

一方、仮に2000万円の土地をたった1%値引きするだけでも20万円の大幅値引きにつながります。

それだけ効果が大きいんです。

値引きのコツは、事前に競合物件の調査や不動産会社側の弱みを見つけ、最後に

  • 「○○万円になったら購入したい」
  • 「諸費用分が免除になるなら・・・」

など、商談の最後に持ちかけると効果がありますよ。

希望の全額分の値引きにならなくても、少なからず何かしらの手段に応じてくれる確立が上がります。

値引きのコツについては下記の記事でも書いてありますので、読んでみてください。

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安く買う方法⑧未公開物件でお得な物件が見つかることも

スーモやホームズなどにネット掲載している物件は公開物件と言います。

一方、未公開物件(非公開物件)は大きく分けて2つ。

  • 土地の所有者がネット掲載を禁じている
  • 建築確認取得前により、まだネット掲載の許可がおりていない

共通して言えることは、一部の不動産会社しか情報を持っていないということ。

人の目に触れる機会がないので、目玉物件に出会える確率が高くなります。

必ずしも、「非公開物件=良い物件」とは限りませんので、ご注意ください。

未公開物件はタウンライフでお探しすると、良い物件に出会えるかもしれませんよ。

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その他確認しておきたいポイント

  1. 売主か仲介業者か
  2. 売り出しからどれくらい経っているか
  3. 地盤の強さ
  4. 液状化危険度マップ

売主が仲介業者である場合、仲介手数料が発生します。

売買価格が400万円を超える場合
売買価格×3%+6万円(消費税無し)
仮に3000万円の土地の場合
3000万円×3%+6万円=96万円
約100万円近く余計に支払う必要があります。
売り出し期間を調べて掲載期間が長い場合、買い手がつかなかったということなので、値引きができるチャンスがあります。
③④に関してはエリアに関することで、各市町村で掲載していたりするので簡単に調べることができます。
参考に載せておきます。
※国土交通省ハザードマップポータルサイト参照
全国液状化マップ
※㈱サムシングHP参照

最後に

安く購入できる分、将来売却の予定があるなら、売りづらい、高く売れない可能性があることは認識しておく必要があります。

都心の高いエリアでは有効な手段で、リスクを理解した上での購入は選択肢の幅が広がります。

人生で1番大きな買い物であるマイホームを納得のいく買い物にしていただければ幸いです。

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