注文住宅で家を建てるとき、外壁は何にした方が良いのか気になりませんか?
外壁の種類は様々ありますが、サイディング、ALCに焦点を絞ってそれぞれの良い点、悪い点をお伝えできればと思います。
重視している点は何なのか考えながら、ライフスタイルに合ったものを選択してもらえたら嬉しいです。
我が家は迷いに迷ってALCにしましたが、サイディングもありだと思いました。
サイディングの特徴
住宅全体の7割〜8割を占めており、一般的な外壁材。
12㎜〜24㎜の厚さ。
代表的なメーカー:ニチハ、東レ、ケイミュー、久保田松下、トステム
サイディングのメリット
デザインが豊富
ALCと比較すると圧倒的にデザインの種類が多く、お気に入りのものが見つかりやすいです。
おしゃれなデザインが多いので若い世代に人気です。
コストがかからない
一般的な戸建て住宅が多く、基準となっているため基本的には追加オプションにはなることは少ないです。
現場での施工が少ないので、それがコスト削減につながってるのですね。
経年劣化が少ない
ひび割れや塗装のはがれが少なく、汚れもつきにくいため、綺麗な状態を保ちやすいです。
ALCと比べると雨にも強いので、劣化の原因が少ないことが言えます。
サイディングのデメリット
寿命が短い
サイディングはメンテナンスを行っていたとしても30年が一般的と言われています。
40年、50年住む予定の場合は張り替え作業が必要になります。
メンテナンス頻度は10年~15年おきが一般的。
ALCの特徴
コンクリートの一種で「軽量気泡コンクリート」と呼ばれています。
ALCは「autoclaved lightweight concrete」の略。
一般的には通常のコンクリートの約1/4の重量で軽いです。
37㎜と50㎜の2種類が一般的です。
代表的なメーカー:旭化成、住友金属鉱山シポレックス、クリオン
ALCのメリット
断熱性
細かい空気の層が断熱効果を発揮します。
夏場は涼しく、冬場は暖かい環境が実現し、エアコンの使用率低下、電気代が節約できます。
耐火性
燃えにくい材質で分厚いので火事になったとしても被害が少なくなります。
自分たちで気をつけていたとしても、周辺で家事が起きて飛び火を受けることもあるので対策にもなります。
耐久性
しっかりとメンテナンスを行えば50年持つと言われております。
メンテナンス頻度は10年おきが一般的です。
防音性
壁が分厚い分、遮音性にも優れています。
夜中に子供が泣いていても周りに迷惑をかける心配も少なくなるかもしれませんね。
ALCのデメリット
水に弱い
主成分がセメントのため、吸水性が高く外壁表面を守る塗膜が劣化していると耐久性の低下を招きます。
メンテナンスの塗装は定期的(目安は10年)に行い、外壁表面を保護する必要があります。
メンテナンスをしっかり行わないとサイディングより寿命が早くなることも。
表面が傷つきやすい
外壁に重いものや尖ったものをぶつけるとかけやすい性質があります。
塗料を吹き付けた部分が剥がれ落ちてしまうため、気になる場合は再塗装が必要です。
我が家はしょっぱなやってしまいました・・・
引越しの時に1人で持てるくらいの棚を運んでいて、ぶつかって1部分塗装が剥がれてショック(泣)
おすすめは何を重視するかによって決まる
デザイン性においてはサイディングの方が種類が豊富で、メンテナンス頻度も少ないため管理コストが少ないです。
ALCは機能性に優れており、しっかりメンテナンスをしていれば、40年、50年と長い期間持つのが特徴です。
僕の中では、
サイディング=デザイン重視
ALC=機能性重視
が選ぶ基準です。
外壁は部屋の家具や消耗品と違って中々変えられるものではありません。
長期的なライフプランを考えた上で、自分たちに合う外壁を選んで快適な生活をしていただけたら幸いです。
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