新築住宅に太陽光発電はつけるべき?リスクだらけのデメリット!

家を購入するときに太陽光発電を導入するか迷う人は多いのはないでしょうか?

家庭で導入する場合、最低でも7ケタ(100万円〜)で、

本当に元が取れるのだろうか?

という疑問をお持ちかと思います。

実際のところ、元が取れるかは誰もわからず、結果論でしかありません。

よく8年〜15年程度で回収ができると聞きますが、あれは理論値であってメンテナンスコスト自然災害によるリスクは入っていないからです。

もちろん、台風や水災などの自然災害に対して保険はありますが、その分回収期間も長くなりますからね。

今回は新築住宅で太陽光発電はつけるべきなのか、元住宅営業マンである僕の持論をお伝えできればと思います。

そもそも太陽光発電はどんな仕組み?

パワーコンディショナー(パワコン)という装置を使い、太陽光パネルで発電した直流電源を家庭用で使える交流電源に変える役割があります。

わかりやすく言うと、家庭で使用するコンセントが交流のため、使えるように変換する装置がパワコンです。

メンテナンス費用として、パワコンは約10年に1回交換が必要で10万円〜35万円と言われております。

定期点検は4年に1回、2万円程度が目安。

太陽光発電を導入するメリット

従来の主力エネルギーでもあった原子力発電は安全性の観点から、自然エネルギーへと変わりつつあります。

その1つが身近に自家発電ができる太陽光です。

電気代が安くなる

一番の目的としてあがるのが電気代軽減ですよね。

初期投資はかかるものの、長い目で見て太陽光発電が故障しない限りは毎月の電気代を軽減できます。

オール電化はもちろんのこと、オールガスでも電気は必ず使いますからね。

つまり、全ての家庭で恩恵を受けられるということです。

余った電気で売電(副収入)

昼間に使わない電気を貯めて売ることができますよね。

長期的な投資をして回収していくようなイメージで、不労所得とも言えるかもしれません。

ただし、売電価格が年々下がっており、恩恵は少なくなっています。

売電価格の推移に関しては、下記デメリットでご説明します。

停電時でも使える

地震や夏場の電力不足で停電が起きたときでも安心。

蓄電池に自家発電し、蓄えた電気をここぞというときに使えます。

基本的は設置したエコキュートが必要になります。

環境に配慮したつくり

原子力発電所が縮小傾向にある中で、自然のエネルギーを活用したエコに対する取り組みです。

一般家庭で自家発電するなら、太陽光発電が主流となっています。

太陽光発電を導入するデメリット

当然良いことだらけではありません。

なかなか普及が進まないのは様々なリスクを考えなければいけません。

設置後に影の影響を受けることがある

目の前に高い建物や太陽を遮るものができると、大きな影響を及ぼします。

エリアが低層住居専用地域であれば良いですが、中高層住居専用地域のような高い建物が建つエリアはリスクがあります。

太陽が当たりやすい南側に向けるだけではなく、その点も考慮しなければいけません。

専門業者と十分に話し合って検討しないと、後で痛い目に合う可能性も。

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雨漏りのリスク

工事をするときに家根に穴を開けるので、優良業者を見極めないと、雨漏りが発生してしまう可能性があります。

なかなか気づかないで、雨漏りが進行していたなんてこともあるので注意が必要です。

設置業者は慎重に選び、信頼できる業者を選びましょう。

売電価格が年々下がっている

導入後10年間は初期の買取価格が保証されますが、年々下がっています。

住宅用(10kW未満)
2010年度 48円/kWh
2011年度 42円/kWh
2012年度 42円/kWh
2013年度 38円/kWh
2014年度 37円/kWh
2015年度 33円/kWh
2016年度 31円/kWh
2017年度 28円/kWh
2018年度 26円/kWh
2019年度 24円/kWh
2020年度 21円/kWh
※10kW未満の場合

年々2円程度、売電価格が下がっているため、今後下がることはあっても上がることはほぼないと言えます。

というより、この流れでは下がる一方ですね。

上記の表は電気が売れなくなっているということを示しています。

災害リスク

自然災害はいつ起きるか誰もわかりません

ある程度予測することはできますが、当たらなければ意味がありません。

落雷や水災、地震、隕石が落ちてくる可能性だってありえます。

保険でカバーできるとは言え、当然費用に上乗せされます。

初期投資が高い

価格が高いと言っても人によって感覚は違いますが、車が買えるくらいの値段がします。

住宅購入時は住宅ローンに組み込めることもできますが、長期で返済していく利子分もトータルで高くなります。

屋根の強度の問題

パネルの枚数や面積により変わりますが、家庭用だと250kg〜500kgと言われており、なかなかの重量だと思いませんか?

軽自動車が1t(1000kg)弱なので、約半分の重さが屋根に負担がかかってると思うと無視できない負荷ですよね。

よく太陽光パネルは家の負荷に問題ないと言われていますが、1つ言えるのは重いより軽い方が耐震強度が高いということです。

まとめ

太陽光発電を導入するかしないかは自由ですが、デメリット、いわゆる起こりうるリスクを考えた上で決断してください。

車が買えてしまうような値段なので、不動産業者に乗せられて後から「付けなければ良かった」と後悔しないように。

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