タワーマンションというと、リビングから見える眺望を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?

高層階に目がいきがちですが、タワーマンションの低層階は穴場です。
高層階や低層階のメリット、デメリットはどんなものか知りたい人は読んでもらえると嬉しいです。
そもそも高層階と低層階の定義は?
具体的には高層階は何階以上、何メートル以上という定義はありません。
一般的には高層階、中層階、低層階に分けられ、30階建てのタワーマンションなら、
中層階 ⇒ 11階~20階
低層階 ⇒ 1階~10階
低層階のメリット
災害時の避難がしやすい
いざと言うときに避難しやすいのは低層階です。
エレベーターが使えなくなると、非常階段で地上まで下りなければなりませんよね。
小さいお子さんや年配の方がいる場合は、万が一のことを考えて低層階にすると安心です。
地震の揺れが小さい
上層階であるほど地震の揺れが大きくなります。
地震の揺れが極度に怖いという人は低層階をおすすめ。
1981年に建築基準法が新耐震基準に改正されました。
それ以降のマンションは震度6~7程度の大規模地震でも倒壊しないとされています。
販売価格が安い
高層階であるほど人気が高く、価格も高くなります。
不動産会社の仕入れ価格から全体の販売価格を決め、その後、各住戸の値付けに入ります。
人気が高い高層階に販売価格の振り分けが重視されるので、低層階は同じ間取りでもお得。
タワーマンションでも低層階なら割安で購入できるチャンスです。
忘れ物を取りに行きやすい
外出して忘れ物に気付いても、低層階であれば取りに行きやすいです。
僕が住んでいたマンションは11階でしたが、さすがにエレベーターじゃないと無理ですw
階段で行ける範囲ならエレベーターに乗る必要もないです。
エレベーターに乗っても、低層階なら途中で止まる階も少ないですよね。
高層階だと、急いでいる時に途中の階で乗り降りしてくる人がいると、時間がかかってしまいます。
スマホの通信状態が安定している
地上にある基地局から電波を飛ばしているため、高層階では電波が届きにくいことがあります。
低層階ではその心配がないので、安定してネット環境を楽しめます。
低層階のデメリット
泥棒に入られる確率が上がる
低層階は窓やバルコニーから空き巣に入られる可能性があります。
最近のマンションはセキュリティしっかりしてきているので、少なくなっていますが用心が必要です。
地上からの騒音が気になるかも
近くが幹線道路などの大きい通りや電車、そのほか騒音が発生しやすい場所は、地上から距離が近い低層階では響きやすいです。
地上での色んな騒音が混ざったような音がします。
階数の格差を気にする人がいるのも事実
気持ちの問題ですが、階数が高いほど優越感、低層階は劣等感を感じてしまう人がいるのは事実。
僕は鈍感なので高層階でも低層階でも気にしませんが・・・
大規模マンションの場合は、高層階用のエレベーターと低層階用のエレベーターで分かれていることがあります。
高層階のメリット
眺望が良い
なんといっても見晴らしは一戸建てでは味わうことができないでしょう。
高層階から見下ろす夜景はすぐ飽きると言われておりますが、来客時に羨ましがられる優越感は高層階ならでは。
プライバシー
地上から離れるため、人目を気にしなくて済むようになります。
カーテンを開けておいても、同じ高さの建物が無ければ気にならなくなります。
防犯対策としても、高層階であれば外からの侵入は考えにくいので安心です。
害虫が入りにくい
高層階であるほど虫が侵入しにくいとされており、一般的に10階以上はエレベーターで人と同時に上がってくるパターンくらいです。
あと、場合によっては強風であがってくるケースもありそうです。
蚊とかゴキブリがいると嫌な気分になるので、虫嫌いの方にはメリットです。
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高層階のデメリット
物件価格が高い
一階の庭付き住戸など例外を除いて、上層階になるほど物件価格は上がっていきます。
毎年1月1日時点の所有者にかかる固定資産税においても、平成29年度から高層階は増税、中層階は据え置き、低層階は減税と言ったように税金でも高くなっています。
※高さが60メートルを超え、20階以上の高層マンションが対象
エレベーター待ちが長い
高層マンションであるほど、エレベーターの性能が高く、速いです。
でも、その分止まる階が増えたり、中々来ない時もありますので困りますね。
急いでいる時は階段で降りるのも一苦労ですし、待った方が早い場合が多いかも。
僕が以前住んでいた30世帯超のマンションではエレベーターが1機だったのですが、朝は数分来ないなんてことがよくありました。
上の階へ行くほど巡回する階数が減るので、急いでいるときは余裕を持って家を出るようにする必要があります。
バルコニーの危険性(子供)
小さいお子さんがいる場合、親が家事をしている間に、
「子どもがいない!!」
なんて絶対ないようにしましょう。
歩き始めた時が一番怖いです。
うちの子も今そうですが、踏み台になるものをわざわざ動かして登ろうとします。
本当に気を付けてください。
風が強くて窓を開けられないことがある
建物で風をさえぎるものがないので、風が強い日に窓を開けると「ビュービュー」強風が入りやすいです。
あまり窓を開けないという家庭でも、換気の時に空気の入れ替えのつもりが部屋が散らかってしまったなんてことも。
子育て世代は低層階がおすすめ
タワーマンションでは高層階に目がいきがちですが、低層階の方が実はお得な人もいます。
僕個人としては、今だったら子供がいる子育て世代なので低層階を選びます。
理由は子育てにたくさんのお金がかかり、価格が少しでも安いと他のことにまわせるから。
さらには、いざというときに低層階にいる方が安心だからです。
普段の生活でも、避難するときも気が楽です。
自分、家族の重視するものは何かをしっかり考えて、後悔のないマンション選びをしてください。
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