持ち家貧乏って聞いたことありますか?
家を買ったことがきっかけで生活に余裕がなくなることです。
夢のマイホームで楽しい生活をイメージしていても、住宅ローン支払いに追われてしまっては意味ありませんよね。

自分は大丈夫と思っていても、誰にでも起こり得るリスクでもあります。
そうならないために、これからマイホームを持ちたいと思っている方、すでに住宅ローンに追われている方の手助けになれば幸いです。
そんな僕は元住宅営業マンでマイホームに付随した住宅ローンの提案、及び2回の住宅購入経験からお伝えします。
持ち家貧乏の意味とは
改めてになりますが、マイホーム購入後に住宅ローンの支払いがかさみ家計が苦しくなること。
持ち家貧乏は定義があるわけではありませんが、最近よく聞く言葉だと思います。
家を持つことによって貧乏にはなりたくないですが、僕は持ち家派。
我が家には子供がいて、広々した空間で伸び伸びと成長してほしい想いがあるからです。
壁に落書きしても壊しても誰にも文句言われませんw
持ち家貧乏にならないための対策
支出が何にどのくらいかかるかシミュレーションをする
いわゆる「返済計画」。
よく耳にするのが、
- 住宅ローンは収入の1/3以下
- 家賃並みの支払いなら大丈夫
と聞きますが、あくまで目安に過ぎません。
絶対にやってはいけないのは住宅ローンを借りれるだけ借りること。
住宅ローンの審査に通った=支払えるわけではありません。
マンションであれば管理費、修繕費、持ち家になると固定資産税が継続的にかかります。
新築と中古、マンションと一戸建て、エリアによっても住宅ローン以外にかかる費用は違います。
※不動産会社に聞けば、ざっくりでも教えてくれます
また、人によってかかるお金は違いますよね?
子供がいる家庭は教育費だったり、お金のかかる趣味をしている人、タバコを吸う人など、それぞれです。
大事なのは、30年先とは言わずとも、5年、10年くらい先を見越して貯蓄もしていけるかどうかシミュレーションしておくことが必要。
もちろん支出に対して収入に余裕があるほど良いに越したことはありませんが・・・
シミュレーションしてみて、毎月貯金が2万円未満程度しかできないなら一度見直した方が良いですね。
何か不測の事態が起きた時に破産する危険がありますので。
例えば会社が倒産、リストラにあって収入がなくなったなど。
ボーナス払いにしない
ボーナス払いとは毎月の住宅ローン支払いとは別に半年に1回返済することです。
ある程度まとまった金額にするのが一般的。
例えば、月返済8万円に対して、ボーナス返済+20万円にし月返済の負担を減らすというもの。
元住宅営業マンの僕としてはボーナス返済は薦めません。
ボーナスは会社の状況や景気に左右されて、ボーナス半分カットや最悪無くなることだってあり得るからです。
公務員のような安定した職業ならまだしも、いつ会社が倒産するかもわからない、転職したらボーナスがあるかもわからない状況ではやめといた方が良いです。

という声もありそうですが、中途半端な金額を設定しても月返済に影響があまり無くなってしまうんですよね。
ボーナス払いにしたところでトータル支払い額が安くなるわけではありません。
ボーナスがある会社でも余裕資金くらいの位置付けでいる方が安全です。
ボーナスを当てにしていると痛い目にあうかもしれませんよ。
月返済払いだけで無理なら住宅ローンを組まない方がマシです。
持ち家貧乏を脱出するための解決方法
貯金が全然できていない人は今後に影響するので早めに改善する必要があります。
固定費を減らせないか確認
無駄使いを減らすというのは当たり前ですが、まずは支出(出費)を見直せないか検討するべき。
簡単に取り組めて無理なく、効率的に節約できるからです。
実際に僕が行ったのは固定費の部分。
- スマホを格安SIMにする
- 生命保険の見直し
- インターネット環境
上記のような毎月(毎年)決まった出費が発生するところを見直せば、努力をしなくても強制的に節約できます。
実際にスマホを毎月1万円近く払っていたものを今では3000円以下に。
生命保険は何に対して保障されているか内訳を知ることで、意外と必要ない保障がついていることもあります。
インターネット環境においては、マンションの場合、最初から管理組合で入っていることもあります。
その際は新たに回線を引くことも費用がかかることもありません。
副業を始めてみる
収入が会社の給料だけという人は不安だと思います。
不安を解消、脱出する方法として副業をおすすめします。
最近、副業解禁など柔軟な働き方に対応する企業が増えてきており、始めやすくなっております。
僕自身、老後を含め、将来不安があるのでリスク回避としてやってます。
このブログも副業の1つです。
まとめ
身の丈にあった物件を選ぶのは前提ですが、事前のシミュレーション、工夫をすることで持ち家貧乏のリスクを減らすことができます。
夢のマイホームを買ったのにカツカツの生活になってしまっては本末転倒です。
持ち家貧乏の不安を抱えている方、すでに困っている方のお役に立てれば幸いです。
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